学会3世のわやくそな日々を綴る

「わやくそ」とは中国地方の方言で滅茶苦茶を意味します。

天秤の女

せめてもの無駄な悪足掻きだが見栄を張って言っておこう。

 

実は大学時代、1人彼女いました。

 

わやくその周囲の方々から言わせると0と同じだって怒られてしまうのですが…

 

0だとほんとにただの痛い子になっちゃうと思うのでとりあえず言わせてくださいね。

 

でもどちらかというとこの天秤の彼女に関しては本当にカウントできないんじゃないかなと思う。

 

しかし、 一応天秤の彼女についてはきちんとした手順で付き合い別れているのだ。

 

それでは本題に入っていきたい。

 

天秤の彼女こと、天秤子は小生よりも2期後輩であった。

専門課程は3期制でいつからでも始めることができる。

 

天秤子と知り合ったきっかけはPC室だったと思うが、どういうきっかけで仲良くなったかは忘れてたので割愛させて頂きたい。

 

大学のキャンパス内ではよく話す仲だったし、PC室で勉強を教えたこともあった。

 

告白したのは、初めてなぜかノリでご飯に行ったときだった。

 

そしてこの日も酔っ払った勢いだったのはよく覚えている。

 

ご飯食べてお酒飲んで、散歩した。

 

小生の住んでいた街の中心部は川を挟んでちょうどいい散歩コースとなっていた。

 

そもそも小生の計画では、この日一緒にご飯を食べたら、その2週間後に行く予定になっていた、

クリスマスのイルミネーションを回るバスツアーに一緒に行こうという誘いに導くためだった。

 

もちろん天秤子はその誘いにOKした。

条件付きで。

 

というのも、彼女はアルバイトをしていた。

バイトが入らなければということであった。

 

そんな話をまとめつつ、川を渡ってベンチで一息つけるところに来た。

 

どういう流れでそうなったか詳しく忘れたが(何せ飲んでいたので)、

今思い返すとドラマ「世界一難しい恋」での大野君と波留君がやっていた、いさなみすやおといさなみしほという架空の人間をたてたやりとりに似ていた気がする。

 

例えばこんな感じだったかな。

 

小生「天秤子さんは好きな人はいるの?」

女 「天秤子さんは好きな人いるみたいですよ。」

小生「どんな人って言ってた?」

女「~で~な人だって。」

小生「へぇ・・・(あれ?わやくその特徴そっくり)」

女「○○さん(わやくそ)ってじゃあ好きな人いるの?」

小生「気になる人はいるみたいだよ。」

女「○○さん(わやくそ)の気になる人ってどんな人?」

 小生「ん〜○○(天秤子バイト先)でバイトしてるとか言ってたかな。」

女「知ってる人かな」

小生「あーあ、よく知ってる人だと思うよ(だって自分のことだもん)」

女「なるほど、そう来たか…」

 

おそらく、このまどろっこしいやりとりは小生もイラつくが相手の本音をお互いが傷付かずにジャブを入れながら知れるという点では嫌いではない。

 

わやくそ「てか、○○さんってさ、それわやくそ?」

天秤子「そうじゃない?」

わやくそ「そうなの!?」

天秤子「そうだよ」

わやくそ「てことは?」

天秤子「そうだよ」

わやくそ「てことは?」

天秤子「いいよ!」

わやくそ「え?えっと、その…付き合ってくれますか?」

天秤子「はい。」

 

確かこんな感じだったが、

この時「よっしゃー」と思った。

 

火遊びなんかと違う、

バス停の女や理由がない女の時とも違う、

きちんとした手順で告白し、 オッケーを貰えたからだ。

 

そして驚くことに自然と4文字亭主関白(なんかそのドラマで流行ってたんだっけ)の法則に従ってやりとりが出来ているではないか。

 

この後、ぶらぶらして広場のベンチで一夜を明かした。

 

今思い返せばただの家なき子である。

 

結局始発のバスでそれぞれ家に帰った。

その日は夕方から天秤子はバイトだったので次に会うのは学校だった。

 

人生初の彼女が出来た喜びは半端じゃなかった。


これがリア充というやつなのだろうか…

 

学校でもすぐ話題になった。

あの絶対彼女できないわやくそにとうとう彼女が出来たのかと。

 

何より幸せだった。

あんだけ人のことをバカにし弱みを持っていた知人たちにも公言できたからだ。

 

このことが後に自分の首を締めるとは思わずに…。

 

付き合ってから最初のデートはその友人たちに公言した日の午後で ある。

 

バイトが始まるまで数時間空いてるとのことで近くのショッピング モールへ行った。日本で言うならばイオンモールだ。

 

無駄によく歩いていたのをよく覚えている。

そこのショッピングモールへ行ってお昼を食べたりウインドーショッピングしたりがしばらくの日課であった。

 

しかしそう長くは続かない。

 

雲行きが怪しくなったのは4日目だ。

この日は彼女の授業がなく終日バイト先にいた。

 

わやくそはふと思った。

 

「普通に食べに行けば彼女に一目でも会えるのではないか?」

 

そうして小生は授業が終わった後に彼女のバイト先へ直行した。

 

もちろん、会えたしサービスしてもらえた。

 

ここでいうサービスは2つの意味を持つ。

食事のおまけとウインクだ。

 

しかしその夜、わやくそはこう言われた。

 

「私がいる時に来ないで」

 

何が悪いのか分からなかった。

でも、これは大人になってからも続くことだが、とにかく相手に干渉されるのって嫌なんだよな。

 

そして、問題はその翌日だ。

これもまた小生の人生史上に残る魔の金曜日となった。

 

図書館で勉強していたら

「わやくそに話がある」と言われ、

天秤子に連れ出された。

 

内容は「別れたい」とのことだった。

 

別れたい理由についてはこうだ。

 

・バイト先に好きな人がいた。

・彼は自分に関心がないと思って諦めかけていた。

・わやくそのことも気になっていたが、告白されたのでOKしてしまった。

・わやくそと付き合い始めてその彼が近寄って来たので心が揺れた。

・わやくそと付き合ってみたけど、結局天秤にかけてみたら軽かった。

 

なにが軽かったのかという問いに対しての回答には物凄く屈辱感を 味わった。スペック表を作ってみたので参考にしてもらいたい。

 
天秤子彼氏が左と考えてほしい
 
身長

高>低


勉強

高得点>平均点


スポーツ
格闘技>なし


自給自足力
バイトあり>バイトなし


免許
あり>なし



あり>なし


総合的魅力
あり>なし
 

こんな結果で小生は完敗だった。

もはやここまで明確に表示されると勝ち目がない。

そして言う言葉がなかった。

 

小生はただただわかったといってこの無残な結果を受け入れるしか無かった。

ほかになんて言えばいいのだろうか。

 

小生の魅力やスペックが薄いのが悪いのか、それとも天秤子が付き合っているのに天秤をかけたのが悪いのか、なにが正解なのかわからなかった。

 

その後、小生はたまたま近くに例のお持ち帰り事案を見られたカップルがいたので、かくかくしかじかでということで今日飲みに行こうと声をかけた。

 

3人でお酒を嗜みながらちょっと奮発したご飯を食べ、揶揄う彼らも珍しく同情口調で残念だったなと色々聞いてくれた。

 

またこの振られてからの夜も忘れ難い印象的なものである。

 

そのレストランの近くに公営のプールがあり、食後にそこへ散歩に出かけた。

 

あれだけ話してもそれでも吹っ切れなかったわやくそのことをその彼氏はそのプールに突き落とした。

 

びしょ濡れになってぶっちゃけどうでもよくなったのかもしれない 。

明らかに力関係が弱いというのもある。

 

そしてそのびしょ濡れのままバスに乗って家に帰ったのを覚えている。

 

あのあとわやくそが座った席に座ってしまって服が湿ってしまった人にはこの場を借りてお詫びしたい。

 

それはさておき、小生が恋愛で拗らせてしまった一番の要因はここなのだと思われる。

 

それ以来、キャンパスでも天秤子に会わないように努力した。

 

みんな口を合わせて小生に言う。 お前は悪くないんだから堂々としてればいいと。 ただそういうわけにもいかなかった。しかし小生にも非があったわけだからだ。自分を責めるしか他に逃げ道はなかった。

 

こうしてしばらくの間、恋愛から手を引くことにした。

 

ここから翌年のクリスマスへ向けて、

「365日闘争」と後ほど呼ぶことになるのだが、それを始めることとなる。

 

もはやわやくそがプールに突き落とされた時点でキックオフといえよう。

 

その闘争で何を得たかは次回以降になるが、乞うご期待してほしい。